サンオーの特色
当社会長の奥澤がポイントを解説いたします!
賢い防音対策とは
賢い防音対策とは
「騒音測定15,000件」「騒音計算180,000件」「防音工事7,000件」
多数の実績があるサンオーの
多数の実績があるサンオーの
40年の経験・知識をすべて公開します!
取締役 会長 奥澤敏雄のプロフィール
1943(昭和18)年浅草の足袋職人の家に生まれる。
1966年東京商船大学(現国立東京海洋大学)機関科卒業後、三光汽船に入社、大型貨物船の機関長として世界の海を巡り
つつ、原動機、空調、荷役設備、厨房設備などのあらゆる機械設備の管理を統括した生粋のエンジニア。 その後、活躍の場を陸上に移すと、海上勤務で培った防音・消音技術が陸上でも社会的に求められていることを痛感する。日本産業機械、日本消音研究所を経て、1989(平成元)年に株式会社サンオーを設立。防音・消音のパイオニア企業として、日本中の多くの工場や商業ビル、公共施設などの防音・消音工事を手掛けている。日本でも数少ない防音の専門家である。
メーカー主導の防音工事が引き起こす問題点
防音工事の傾向や問題点とは?
問題なのは、メーカーには「複数の防音技術を組み合わせて防音する」という発想がほとんどないことです。
さらに新しい防音技術がどんどん出てきていることも知りません。
本来なら、コストを抑えて高い効果を出す方法はいくらでもあります。
お客様にとって何が大切で、プロとしてどんな提案をすべきなのかと言った
当たり前のことをしっかり考える時期にきています。
優れた防音対策は騒音測定で80%決まる
具体的な防音対策の流れ
1. 騒音発生源の特定
2. 騒音測定
騒音発生源の特定は特に重要です。
これを間違えると後で行う全ての工程・費用が無駄になってしまうからです。
これを間違えると後で行う全ての工程・費用が無駄になってしまうからです。
ところが、お客様はもちろんのこと、工事会社も間違えてしまうことがあります。
実際にあったケースとして、ビルの騒音の発生源が地下のポンプと思っていたら、実は屋上の給水タンクだったことがありました。
これは実際にあったケースで、ビルのどの階数で騒音が聞こえたのかによって、騒音源を見誤った典型例です。
では、間違えないためにはどうすればいいのでしょうか?
実はこれにはマニュアルがなく、経験でしか見分けることができません。
私たちサンオーは、15,000回以上の騒音測定の経験があるからこそ、判断が可能です。
それだけではなく、事前に図面を見れば、現地に行かずとも高い精度で騒音源が予測できます。
騒音測定を行う狙い
騒音測定には、2つの目的があります。
1. なぜ騒音が発生してるのか、騒音源を構造的に検証し、原因を特定する
2. 騒音レベルに応じた最適な防音工事を検証する
一般的なビルなら5ヶ所前後の騒音測定を行います。
一方、工場などは「複数の異なる状況」で測定する必要があります。
例えば、全ての機械を稼動させた場合や、特定の機械だけ稼動させた場合などです。
ちなみに竣工前の建築物なら、図面を元に騒音計算から始めます。
1. なぜ騒音が発生してるのか、騒音源を構造的に検証し、原因を特定する
2. 騒音レベルに応じた最適な防音工事を検証する
一般的なビルなら5ヶ所前後の騒音測定を行います。
一方、工場などは「複数の異なる状況」で測定する必要があります。
例えば、全ての機械を稼動させた場合や、特定の機械だけ稼動させた場合などです。
ちなみに竣工前の建築物なら、図面を元に騒音計算から始めます。
分析にかかる時間
当日はデータ収集のみで分析は後日に行うのが一般的な騒音測定です。
しかし、サンオーは測定結果をその場でプリントアウトしてご覧頂いています。
しかし、サンオーは測定結果をその場でプリントアウトしてご覧頂いています。
音に対して、感覚的なものから数値的な理解になると、お客様に喜ばれています。
すぐに結果を確認できることで、納得感が増し、対策後の数値もイメージしやすくなります。
騒音測定時の様子
的確な分析結果と正確な防音対策への高い提案能力
分析結果のご説明
分析結果はゼネコンや設計事務所のお客様も理解が難しい傾向があります。
そのため、ご説明にはこだわっています。
・専門用語をなるべく使わない
・レポートは表やグラフで見やすく
・音の基本的な原理も丁寧に説明する
結果の粉飾はできませんが、お客様が望む方向性に沿った報告はご提出できます。
「今こんな状況なので・・・」「最終的にはこの予算で・・・」など、ざっくばらんにご相談いただければ、関係者全員が満足されるご報告が可能です。
「会議で専門家としての意見を発表してほしい」
「役所に一緒に行って説明してほしい」
こんなご依頼にも対応いたします。
具体的な防音対策のご提案
防音効果を考え抜き、ご予算に沿った最適なプランをご提案します。
ある防音対策が最適だと思っても、予算によっては実現困難なこともあります。
しかし、あらゆる防音技術を駆使すれば、何とか課題をクリアできるものです。
実際に、当初の予算を大幅に抑えながら、同レベル以上の防音効果を得られることはよくあります。
一方で「そこまでして防音しなくてはいけませんか?」というケースも多いです。
例えば、費用をかけて40dbまで落とさなくても、問題は生じないというケースです。
中には「結局、防音工事をせずに済みましたね」という事例もあります。
ですから「無理なのではないか?」と思われても、とりあえずお話だけ聞かせていただければと思います。
意外な結果に落ち着くケースもあります。
過去180,000回の騒音計算
騒音計算の実績
設計事務所からの依頼が中心で、現在までに騒音計算を18万回以上行っています。
それこそ、あらゆる建物のあらゆる箇所についてです。
メディアで話題の超高層ビルを手がけることもあります。
設計事務所の先生にとっては、一生に一度の大イベントです。
騒音予算は後回しになりがちですが、できることなら防音にもこだわって図面を引きたい。
そして、最高の物を作りたい。先生にはそんな熱い想いがあります。
しかし、必ず2つの悩みが出てきます。
・どんなレベルの騒音が、どこから発生するのかわからない
・騒音計算はできるが、本当に正しい結果なのか不安だ
そこでサンオーの出番になります。
サンオーでの騒音計算
具体的な騒音計算の流れ
まず設計図を見せていただきます。
その上で騒音計算を行うべき箇所についてご説明します。
当初、想定していた箇所より、少なく済む場合もあります。
逆に気づかれていない騒音発生源について、指摘をすることもあります。
騒音測定にかかる時間
一般的なビルであれば、図面支給から3日で計算結果をお渡しできます。
これは他社様と比較して、非常に速いスピードだと思います。
では、なぜそんなに早いのか?
その理由は、これまで私たちは18万回以上の騒音計算を行っているからです。
そのため、たいていのケースは経験済みです。
しかも、過去の計算結果はすべてデータベース化されているため、独自開発した騒音計算専用のプログラムで、早く正確に計算できます。
騒音計算結果の説明時のポイント
騒音計算結果の原因と改善案を具体的にお伝えいたします。
・その結果がどういう意味を持つのか?
・どうすれば問題が防げるのか?
この2点を中心にご説明いたします。
例えば「この壁の厚さだと60デシベルまで減衰して40デシベルの音がします」
「屋上の給水ポンプで発生する騒音が、ビルの10階から20階まで聞こえます。
しかも40デシベルの音が聞こえるはずです」
こんなことまで具体的にお答えできます。
騒音発生源を視察する奥澤会長
壁・構造体から測定する奥澤会長
取引実績1万件超
有名ホテルやオフィスビル、大手ゼネコンも頼りにする高い技術
お得意先にはゼネコンやサブコン、設計事務所のお客様が多いです。
総合的な提案が可能で、臨機応変に対応ができる、という点が評価されているのかもしれません。
一度お仕事をさせていただくと、次の現場でもご指名を頂けます。
「ちょっと図面直しておいて」というご依頼も多いです。
サンオーに頼めば何とかしてくれる。こう思って下さるのは非常に嬉しいです。
一方で、自治体やメーカーの工場や研究所、病院や学校、ビルメンテナンスのお客様からの直接のご相談も増えています。
これまでは、どこに頼んだら良いのか分からないお客様が多くいらっしゃいましたが、
今はインターネットで簡単に探すことができるので、気軽にご相談いただけているようです。
おかげさまで数多くのお仕事をさせて頂いており、ビル、病院、大学、図書館、文化ホール、放送局、スタジオ、マンション、
役所、神社、警察署、ホテル、工場、研究所、発電所、デパート、スーパー、カラオケボックスなどあらゆる現場を踏んでいます。
月産1000台、累計出荷実績50万台以上の自社生産の消音装置
独自の設計思想に基づいた消音装置
音は八方に広がる性質を持っています。
これまでの消音装置は、前に進む音を消すタイプが大半でした。
ただし、その方法だと空気抵抗が増えるため、空調ダクトや煙突、ボイラーに大きな負担がかかります。
当然、エネルギー効率も悪くなります。
では、横に進む音を消すことができればいいのではないか?こう思ったのが設計の出発点です。
この考え自体は以前からあったのですが、本格的に取組んでいるのはサンオーだけでしょう。
製品化には時間がかかりましたが、通風口に進む風を遮ることなく、騒音の大幅削減に成功しました。
両立できないと言われていた防音性能と換気性能を、高いレベルで実現できたと思います。
関連技術の特許も取っていますが「空気は通すが、音は通さず」はサンオーだけです。
その技術を大手楽器メーカーにも認められ、特注のピアノ防音室に採用されています。
具体的な消音方法
単純にグラスウールを詰めたり、貼って吸音する、という従来の方法ではありません。
「音の反射」「吸音」「遮音」「防振」の絶妙なバランスで音を消す、という独自の技術を採用しています。
詳しいことは企業秘密となりますが、形状や穴の大きさを徹底して調整し、試作品を何百と作りました。
私を含めた技術チームが、形状や穴の大きさを徹底して調整しました。
結果として同性能の他社製品と比較して、小型化も実現しています。
消音装置の出荷実績
自社生産の消音装置は50万台以上出荷しています。
これだけ多く納入できたのは、サンオーの技術に対するお客様の評価だと考えています。
サンオーの消音装置は、安価な上、何万種にも及ぶダクトやファン、ポンプやボイラーの形状に合わせ、
あらかじめカスタマイズすることを想定して設計されています。
また、ご発注から取付けまで、わずか2ヶ月というスピード納期も評価されています。
10年間はメンテンスフリーというのもポイントです。
現場主義に基づいた消音理論と防音工事
幅広く防音の問題を解決できるようになった理由
サンオー会長の奥澤は元々商船大学を出てタンカーに乗っていました。
そのとき、発電機やボイラーから発生する騒音に興味を持ったのが始まりです。
その後、集塵装置や空調設備のセールスエンジニアとして過ごした経験が、
空調設備のしくみを根本から理解する上で非常に役立ちました。
一般の防音材メーカーは、空調設備のしくみまでは詳しくありませんが、
サンオーは、どの防音技術が最適なのか、構造的に理解していることが強みです。
防音工事にも知識を適用
繰り返しになりますが、吸音材を貼れば騒音が解決するわけではないのです。
騒音の発生メカニズムを理解して、一番適した方法を使うことが重要です。
消音装置だけでも数百タイプあるだけでなく、
防音パネル、防音壁、遮音シート、遮音マットなど他にも選択肢が多数あります。
組み合わせて使うのが良いのか、それとも単体で問題が解決するのか。
数千のデータを検証して、最適なプランを採用します。
だからサンオーは「何を使うか」にはあまりこだわっていません。
ご予算、納期、妥協できる騒音レベルをトータルでクリアできる防音工事を行います。
「自社生産」にこだわる理由
サンオーの「防音装置」や「防音パネル」は、「自社工場で一つひとつ手作りする」ことにこだわっております。
というのは、騒音の原因が千差万別なら、その対応も千差万別にならざるを得ないからです。
先にも申し上げた通り、サンオーでは徹底した騒音測定に基づき、お客様と対話しながら、お客様にご納得
いただけるような対応を練り上げていく、ということをビジネスモデルとしております。
「一つひとつ異なった対応」に万全を期すには、どうしても「一つひとつを納得できる形に作り上げていく」
ということが必要になります。サンオーは東京の下町、江戸川区に自社工場を持っているので、こうした
きめ細かい対応が可能になります。
一つひとつ手作りとなると「コストはどうなのか?」と心配されるかもしれませんが、むしろ外注に出さないだけ、
安く仕上げられます。さらに、東京の下町は町工場のメッカ、「下町ならではの加工技術」が生きています。
「価格」と「技術力」、この2つには自信があります。
江戸川工場での消音装置製造の様子
一つ一つ丁寧に製造しています
サンオーはお客様第一主義
サンオーの姿勢
お客様が私たちの提案に耳を傾けてくださることや、信用してお任せくださること、結果を一緒に喜んでくださることがサンオーのやりがいに繋がっています。
これが、この仕事で一番嬉しいことです。
サンオーは駆け引きが苦手です。
お客様の顔色を見て値段を決めるようなことも苦手なため、商売が下手だ、ともよく言われます。
しかし、ご依頼が騒音測定や騒音計算だけの予定が、気がつくと設計、施工までトータルで発注いただけることも。
やはり、サンオーの姿勢をきちんと見て下さっているのを感じます。
この積み重ねが、今の膨大な実績につながっているのだと思います。